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タイルについて

・高温焼成のため、ロット毎に多少の色の差がございます。追加の際に、同じロットが出荷できない可能性がありますため、数量に余裕をもってご注文下さい。

・高温焼成のため、ロット毎に多少の寸法誤差がでる場合があり、カタログやホームページに記載されている寸法とは異なる場合があります。タイルを正確に割り付ける必要のある場合は、随時お問い合わせ下さい。

・陶磁器の商品のため、商品の取り扱い・施工の際には割れなどのリスクに対して、軍手などを着用し、安全面に考慮してご使用下さい。

タイルの区分

①吸水率による区分
《磁器質》 吸水率が低い。緻密で硬く、屋外屋内問わず壁にも床にも使用できます。
《せっき質》吸水率は中程度。磁器質と陶器質の中間的存在です。
《陶器質》 吸水率が高い。繊細で柔らかく、内装に様々な意匠をもたらしてくれます。
  
2008年3月21日のJIS規格改正について
元来、基本的には吸水率が低いほど磁器の性質を現すことから、吸水率だけで分類されていましたが、最近では技術発達等により、吸水率が高くても磁器の性質を持つものや、低くても陶器のような性質を持つものがあり、単純に吸水率だけで磁器質、せっき質、陶器質を判断することが難しくなってきました。
そこで、測定方法が自然吸水から強制吸水(真空または煮沸)へ変更され、呼称も磁器質、せっき質、陶器質からⅠ類~Ⅲ類というように変わりました。規格改正後の吸水率検査を行った商品については、Ⅰ類~Ⅲ類に区分しています。
改訂後 改訂前
JIS A 5209(2008)による区分 吸水率(%) JIS A 5209(1994)による区分 吸水率(%)
Ⅰ類 3.0以下 磁器質 1.0以下
Ⅱ類 10.0以下 せっき質 5.0以下
Ⅲ類 50.0以下 陶器質 22.0以下


②釉薬(ゆうやく、うわぐすり)による区分
 ※釉薬…タイル素地(きじ)の表面に塗布された、粘土や顔料等を水に懸濁させた液体。焼成される事によりガラス質の層を形成します。
《施釉タイル》表面に釉薬を施したタイル。
       タイル表面に様々なデザインをする事ができ、意匠性に富んでいます。
《無釉タイル》釉薬を施さず、素地がそのまま表面となるタイル。
       タイル自身が一層のみで形成されるため、非常に堅牢です。フルボディとも呼ばれております。


③成形方法による区分
《乾式プレス成形》細かく粉砕された含水率の低い原料を、高圧プレスで規格の形状、寸法に成形する方法。寸法誤差が少なく、現在の主流です。
《湿式押出し成形》含水率の高い原料を、板状に押し出し、切断しながら規格の形状、寸法に成形する方法。タレ付き役物等多様な成形が可能です。

その他タイルの特性・性能について

「ノンスリップ」
ヨーロッパで一般的に使われておりますドイツ規格(DIN51130,DIN51097)や、日本で主流とされております東工大式試験(JIS A 1509-12)等に基づき、一定基準より滑り止め効果が高いものについて、弊社では「ノンスリップ」表記を付けさせて頂いております。
但し、決して滑らないことを保障するものではありません事をご了承下さい。

「細目地仕様」
タイルは高温焼成のため、同一ロット内でも多少の寸法誤差がでる場合があります。また、成形時の脱型に有効なように、タイルの断面が台形形状をしております。それらに対する寸法精度向上のため、焼成後、側面を削って寸法調整されたタイルがあり、弊社ではそれらのタイルに「細目地仕様」と表記をつけさせて頂いております。
但し、剥離や破損を防ぐためにも、必ず2mm以上の目地幅を確保して下さい。

「テラコッタタイル」
粘土を成形し乾燥させて焼いた、素焼きのタイルの事で、無釉陶器質タイルに属しています。昔ながらの製法で作られたテラコッタタイルの、素朴な色合いや風合いが今でも人気です。ジーンズのように使い込んでいく過程で付く汚れやキズ、また手間のかかるお手入れに、日々愛着が増すタイルです。加えて、吸水率が高いため水たまりができにくく、雨天時の滑り止め効果は高いです。